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テクニクスサウンドトレーラー@ナガオカ山形工場 リスニング・イベントリポート

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去る10月23日、レコード針の製造で世界に名を馳せるナガオカの山形工場にて、テクニクスサウンドトレーラーを使用したリスニング・イベントが行われました。皆さんご存知テクニクスとナガオカ、そしてレコード盤製造で頑張る東洋化成の三社は、ハイクオリティ・サウンドのMade in Japan トリオとして、“レコード再発見プロジェクト”というチーム名のもと、様々な活動を行っています。2016年には東洋化成の鶴見にある末広工場を公開しての工場見学ツアーなどもおこないましたが、今年、テクニクスが移動式試聴室、サウンドトレーラーを作ったことで、イベントの更なる活性化が期待できます。

 

そしてこの日はナガオカの心臓部ともいえる工場で勤務なさるスタッフの皆さん、エリアのオーディオファンの方々、媒体社の皆さんを招いてのリスニング大会。日頃よりハイクオリティサウンドを目指すナガオカのスタッフさんの耳にテクニクスが精魂こめたトレーラーでの音がどう響くのか。やや緊張のテクニクス・スタッフを迎えたのは、なんと、ナガオカのオーディオマニア・スタッフさんによる、歴代のテクニクス・ターンテーブル・コレクションを私蔵公開したコーナー。

 

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ナガオカの皆さんの暖かい歓迎で一気にやる気モードとなったテクニクス・スタッフによるリスニング説明がはじまると、ナガオカの高品質を支えるスタッフが順次、トレーラーでの試聴に臨みます。みんな初対面どうしなのに、グッドサウンドがあるところ、ナイスなコミュニケーションあり、場の空気はとてもなごやかなものになっていきました。

 

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そして合間には、我々東洋化成スタッフもまじえていただき、ナガオカの工場内を見学させて頂きました。精密機械を扱っているので、全てが高いクオリティで運用されているのは申し上げるまでもないのですが、スタッフの皆さんが実になごやかなムードで安定したペースの作業をなさっていることに、見学者一同感心。Made in Japan のクオリティを支えているのが、部署間どうしの絶対的な信頼感によるもの、とあらためて感じ入りました。

 

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午後からは地元や全国区のテレビ局・ラジオ局・新聞社の皆さまを迎えての取材セッション。実はこのパート、三社による事前の打ち合わせなどしなかったのですが、コメントからコメントへのあうんの呼吸が、なかなかのものだったと自負しています。“レコード再発見プロジェクト”の名のもとに集って三年目、業種はちがえど高品質サウンドへのこだわりをもった三社のスピリットのぶれのなさが確認しあえました。

 

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テクニクスがサウンドトレーラーを導入したことによって容易となった今回のイベント。しかしこのままではもったいない! 『お呼びとあらばどこまでも!』と言えるような体制を作って高音質Made in Japanトリオで全国の音楽/オーディオファンに向けてのリスニングツアーなどもやりたいな、と新たな思いにかられる、とても熱いイベントでした。

 

文:本根誠(東洋化成)

 

■Technics Sonud Trailer :http://jp.technics.com/soundtrailer/

■ナガオカオフィシャルサイト:http://www.nagaoka.co.jp/

■東洋化成オフィシャルサイト: http://www.toyokasei.co.jp/

 

※ナガオカ山形本社/工場の一般公開はおこなっておりません